どうも、Met(@met_hell)です。
土曜日にやってるテレビ番組「せやねん!」を毎週かかさず見てます。
その中でも好きなのが、「スゴ腕社長」のコーナー。
たむらけんじと土肥ポン太が、有名企業の社長へ誕生日を祝いにいくというものです。
毎回、社長の成功秘話などタメになる部分がおおいんですよ。
そんなコーナーに出演していた「天下一品」木村社長のハナシが、お金に対する常識をブッ壊してくれるものだったので紹介します!
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天下一品の誕生秘話
あの有名なラーメン店・天下一品は、もともと屋台から始まったらしいです。
しかし屋台をとめる場所がなくなり、営業が難しくなった木村社長。
そんな時に、とある石材店のオーナーと出会います。
当時の石材店では、高価な灯篭がよく盗まれていました。
困った石材店のオーナーは、灯篭を見張っておくという条件つきで土地を木村社長に貸すことを提案。
屋台をとめる場所を手にいれた木村社長は、そこでラーメンを作りつづけます。
その場所こそが、京都市にある今の天下一品総本店とのこと。
お金の汎用性とコスト
一般的な考えだと、土地や見張りが欲しいとなった時にはお金が必要だと思いませんか?。
世の中の悩みの99%は、お金で解決できるといわれます。
考えてみれば”たしかに”ってなりますよね。
しかしお金は万能アイテムなので、欲しい人も多いわけです。
物々交換におけるマッチングの難しさがなく、みんなが同じ価値を感じるので需要もハンパないと。
つまりお金は汎用性がある反面、手に入れるコストも高いんじゃないでしょうか。
ポケモンでも「なんでもなおし」という汎用性が高いかわりに値段の張るアイテムがありますよね。
どく状態を治したいという明確な目的があるならば、「なんでもなおし」より「どくけし」をつかうほうがトクじゃないですか。
それなのに「なんでもなおし」を買っちゃうように、とりあえず汎用性のある「お金」を求める思考になりがちだと思います。
逆に言えば、お金を介さずにモノやサービスの取引をすることで「汎用性」にかけるコストが削減できます。
相手との利害が一致しているのであれば、物々交換するに越したことはないですよね。
それがまさに、天下一品の誕生秘話だったんじゃないでしょうか。
”財”がもつ価値の可能性
もし木村社長と石材店のオーナーがおたがいの悩みをお金で解決しようと考えていたら、どのようになっていたのか。
木村社長はラーメンを売ることができませんから、だれかにお金を借りるなどして土地を探したかもしれません。
石材店のオーナーは、身銭をはたいて灯篭を見張ってくれる人を雇ったかもしれません。
しかし実際のところ、おたがいに「市場に出す気のなかったもの」で取引をしたわけです。
木村社長は、自分がその場に居つづけることで見張りとしての価値が生まれるなんて思ってなかったでしょう。
石材店のオーナーも、灯篭を置いている場所がラーメン屋台を立てる土地としての価値を産むなんて思ってなかったハズ。
そんな「自分にとっては無価値でも、他人にとっては価値のあるもの」が、この世にはあふれてるんじゃないでしょうか。
たとえば最近、YouTuberのジョーブログくんがアフリカへ飛び立ちましたね。
その際に、自分がアフリカに行っているあいだ家を生きた状態で保っておくという条件で住人を募集してました。
もちろん家賃や光熱費はタダ。
もちろん人気YouTuberですから、住みたい人はいるに決まってます。
しかしこれが完全に無名な人の企画だったとしても、世界に1人ぐらいは連絡してくる人がいるでしょう。
木村社長と石材店のオーナーが出会ったときならまだしも、今はインターネットで簡単に人とつながれる時代。
なにか困ったことがあった際にはむやみにお金を求めるのではなく、現状をありのままに発信してみるというのも手です。
持っているモノやスキルなど、思わぬ価値を感じてくれる人が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
お金はなんのためにあるのか、どうあるべきなのか